当会からのお知らせ

私達は「埼玉県虐待禁止条例改正案」に反対します!

先週末、驚きの報道がありました。
全国的にも注目されており、報道も多くされているので皆さんもご存知かと思いますが。
埼玉県議会に自民党埼玉県議団が提出した「埼玉県虐待禁止条例改正案」。
蓋を開けてビックリ!
子どもだけで公園で遊ぶ、登下校する、買い物に行く、留守番をする、子どもを家に置いてゴミ出しや回覧板を渡しにいく、これらが全て児童の放置、すなわち虐待にあたるとされています。
それだけではなく、条例違反を見かけたら通報することが県民に課されています。
監視社会を助長することになりかねません。

2023.10.7(読売新聞)小3までの子の自宅・車放置は「虐待」として禁止…埼玉県が条例改正案、反対議員「親を追い詰める」
2023.10.7(東京新聞)「子どもだけの留守番や外出は虐待」自民の条例改正案に抗議続々 廃案求める署名もスタート どうなる埼玉県議会
2023.10.6(FNNプライムオンライン)【賛否】全国初・置き去り禁止条例 小学3年生以下の留守番は虐待?子育て世代は困惑「仕事を辞めなきゃいけない」 埼玉

今週、10月13日の本会議で可決される見通しとなっていますが、県民である私達にもできることがあります。
以下、「さいファミ!(さいたま市ファミリーのためのWEBメディア)」様ホームページにて、大変わかりやすくまとめてくださっていますので、引用・紹介させていただきます。

「さいファミ!(さいたま市ファミリーのためのWEBメディア)」様ホームページ
【13日議決までにできること】埼玉県虐待禁止条例改正案

おかしいと思うことには声をあげなければ相手に伝わりません。
子ども達の健全な成長を阻害するような条例にはNO!です。

★当会では、役員で手分けし、自民党の埼玉県議の他、同じく賛成している公明党埼玉県議に宛てて、会としてこの条例に反対する文書を送付しました。

 

【会員の皆さんへ】会報「すまいる」2023年7月号発送しました

本日、当会会報「すまいる」7月号を発送しました。
(会員の皆さんはもちろんのこと、関係各機関にも送らせていただいています)
活動のご案内などが多く掲載されていますので、ぜひご覧ください。

訃報 山﨑晃資先生ご逝去(日本自閉症協会 前会長)

日本自閉症協会よりお知らせです。
本年4月21日、日本自閉症協会前会長を務められた山﨑晃資先生がご逝去されました。

長きにわたり日本自閉症協会のために多大な貢献をされたご功績は、皆様もよくご存じのことと思います。
大変残念なお知らせですが、深く感謝いたしますとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。

【会員の皆さんへ】会報「すまいる」2023年3月号発送しました

本日、当会会報「すまいる」3月号を発送しました。
(会員の皆さんはもちろんのこと、関係各機関にも送らせていただいています)
活動のご案内などが多く掲載されていますので、ぜひご覧ください。

【会員の皆さんへ】会報「すまいる」2022年11月号発送しました

本日、当会会報「すまいる」11月号を発送しました。
(会員の皆さんはもちろんのこと、関係各機関にも送らせていただいています)
活動のご案内などが多く掲載されていますので、ぜひご覧ください。

【会員の皆さんへ】会報「すまいる」2022年7月号発送しました

本日、当会会報「すまいる」7月号を発送しました。
(会員の皆さんはもちろんのこと、関係各機関にも送らせていただいています)
活動のご案内などが多く掲載されていますので、ぜひご覧ください。

埼玉県手をつなぐ育成会と連名で「嵐山郷における強度行動障害者に対する対応と強度行動障害に関することについて」を提出

『緊急要望の回答に関して』再提出

上記記事に掲載した令和4年4月18日付で提出した嵐山郷への再度の要望書の回答を令和4年5月に担当課より受け取りましたが、回答はこれまでと変わることなく堂々巡りの状況でした。

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令和4年5月の回答で、一点だけ評価できる回答部分は、
「今回の報道に際して、入所者の御家族の皆様からは、嵐山郷を擁護してくださる御意見を沢山いただき、信頼関係が構築されていることを心強く感じていましたが、貴協会からの御指摘のように、施設に預かってもらっているという負い目などから御家族はやむなく同意をしているのではないかといった御意見もあることを、あらためて真摯に受け止めていきたいと思います。   (回答の一部抜粋)」

預かってもらっているという保護者の負い目については理解を得られたと思います。これは、施設にお子さんを預けている保護者は皆さん同様の思いを抱かれていると思います。
ご自身の年齢も上がってきて、体調など若い頃のようにいかなくなると「退所しなければならないかも…」と思うと本当の思いを呑み込むしかない状況になります。今回、「同意さえ得ていれば許される」という考えがおかしいことまで認識したのかは分かりませんが、少なくとも保護者の負い目に関しては理解してくれた形になります。

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そこで、この件を同じように問題視している公益社団法人埼玉県手をつなぐ育成会と連名で令和4年7月5日付要望書「嵐山郷における強度行動障害者に対する対応と強度行動障害に関することについて」を提出しました。

『緊急要望の回答に関して』再提出

『嵐山郷における強度行動障害に関する緊急要望』提出

上記記事に掲載した令和4年3月1日付で提出した緊急要望書への回答を令和4年3月25日に担当課より受け取りましたが、回答に納得がいかない点が多数ありました。

回答には、『行動制限に当たっては、全てのケースで厚生労働省が示す「身体拘束の3要件(切迫性、非代替性、一時性)」を満たしている』という内容がありました。

厚生労働省の定める要件は非常に厳しく制限を設けてあります。今回の嵐山郷での事象はそのどれにも当てはまっていません。今回の回答は、監督責任のある県の担当者が国の出す要件を正しく理解せず、現場で誤った対応を見ても指導できていないということになります。

また、『入所者家族に対しては、定期的に説明を行い、同意を得ています。以上のことから、人権を無視した対応とは考えておりません。』との回答もありました。

過去、全国各地で事件になった悲惨な虐待事案でも、「保護者には同意を得ていた。」という言い分がありました。保護者には、大変手のかかる我が子を見てもらっているという負い目や、「問題を大きくすると施設から追い出されてしまうかもしれない」という思いから、反論できないという背景があります。
そういう背景を踏まえた上で「同意を得ている」というのは真の同意とは言えません。そして、親の同意を得れば何ら問題はない・虐待をしても構わないという道理はないと思います。

我が子が15年以上も一日のほとんどを施錠された部屋で過ごすことになったら…と考えるだけでゾッとします。皆さんはいかがですか? 
我が子が意味なく虐待を受けたら…どうしますか?

こうした点をふまえ、令和4年4月18日付で再度「緊急要望の回答に関して」とした要望書を提出いたしました。