発達障害」タグアーカイブ

【書籍】ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人のための完全ガイド

著者の村上由美さんより、当会にご恵贈いただきました。
(村上さん どうもありがとうございます!)

出版元の翔泳社さんは、先日も世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間にあわせ、期間限定で『発達障害』関連書籍を無料全文公開してくださった企業様です。

こちらの書籍は、「既刊
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が会社の人間関係で困らないための本』
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』
『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手にお金と付き合うための本』
を1冊に合本し、加筆修正したもの」
ということで、タイトルの「完全ガイド」にふさわしいボリュームになっています。

翔泳社 對馬 陽一郎・安尾 真美・村上由美 著 ¥2,980+税
書籍紹介ホームページはこちらから

彩の国だより3月号「こどもの特性が個性と理解される社会へ」

3月1日に発行された「彩の国だより3月号」では、世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間を前に、発達障害に関する記事が掲載されています。

記事の中にも記載されていますが、県では、映画館「MOVIXさいたま」「イオンシネマ大宮」で聴覚過敏の人のためにイヤーマフを貸し出します(3月2日(日)~4月8日(火))

(埼玉県HP)「こどもの特性が個性と理解される社会へ」

【埼玉県:期間限定配信】発達障害の理解啓発を進める県民向け講演動画

埼玉県発達障害総合支援センターよりお知らせいただきました。

埼玉県発達障害総合支援センターでは、発達障害の啓発を進めるために、「発達障害の理解啓発を進める県民向け講演会(動画で学ぶ発達障害)」動画を配信します。

「発達障害と思われる、あるいはそう診断された子どもとその家族の思いと関わりについて」講師:田中 康雄 氏

講師:田中 康雄 氏(ミネルバ病院 副院長)
配信:令和7年3月3日(月)から令和7年9月3日(水)
備考:埼玉県、(公財)明治安田こころの健康財団共催
※申込は不要です。どなたでもご視聴いただけます。
※詳細は添付チラシをご覧ください。【チラシ】動画で学ぶ発達障害R7.3月

また、当会記事でもご案内している以下の講座についても現在配信中ですので、併せてご視聴ください。

【埼玉県:期間限定配信】「発達障害のある方への家族支援」動画

 

【情報】「特別支援教育と不登校支援の立場から学校を斬る」動画

本田秀夫先生のX投稿からの情報です。

2024年12月1日に開催された、特定非営利活動法人ネスト・ジャパン主催、社会福祉法人緑の風共催によるオンラインフォーラム
発達障害啓発フォーラム2024
「特別支援教育と不登校支援の立場から学校を斬る」
動画が配信開始されました。

パネリスト:森村美和子氏(公立小学校特別支援学級担任)       
      西森尚己氏(NPO法人はぐまつ理事)
司会・進行:本田秀夫氏(ネスト・ジャパン代表理事)

【さいたま市:会場開催】2025.3.1 さいたま市主催 令和6年度発達障害に関する講演会

さいたま市では、毎年、発達障害に関する講演会を「世界自閉症啓発デー」(4月2日)、「発達障害啓発週間」(4月2日から8日まで)にあわせて開催しています。

今年の発達障害に関する講演会は、発達障害のある当事者のまほ氏にご講演いただきます。コミュニケーションに苦手意識を抱えていた、まほ氏が発達障害の診断を受けるに至った経緯や、「働くこと」に対する思いなどをお話いただく予定です。
併せて、まほ氏の理解者であり、一般社団法人ペガサスの代表理事である木村志義氏にもご登壇いただき、発達障害のある方への就労支援の経験を基に、発達障害の特性とともに理解するヒントや関わり方のポイントについて、お話しいただく予定です。

「発達障害に対する理解と支援 ~発達障害のある人が働きやすくなるために~ 」

日時 令和7年3月1日 (土)14時30分~16時10分(受付開始14時00分~)
※入場無料、定員190名先着順(事前申し込み制)です。
会場  武蔵浦和コミュニティセンター 多目的ホール 

こちらのさいたま市ホームページ上にあるさいたま市電子申請・届出サービスの専用フォームからお申込みください。
チラシはこちら ★R6_チラシ(両面)音声コードあり

<申込期間>
令和7年2月7日(金)から令和7年2月27日(木)まで
・先着順に受け付け、定員に達したことを確認次第、締め切らせていただきます(定員:190名)
・定員を超えてお断りする場合のみ、ご連絡いたします。
・手話通訳や要約筆記など、必要な配慮がある場合は、申込時に申込フォームの「受講に際して必要な配慮」のチェック欄にご入力ください。

発達障害児と一緒に帰省 ~くるま編~

お子さんの様子に合わせて休憩を取ったりできるため、家族単位で移動ができる自動車で帰省される方も多いと思います。

トイレ問題

切実なのがトイレ問題!!
さっき行ったばかりなのに「トイレ~!」「もう漏れちゃう~!」などなど・・・
万一のため「携帯トイレ」の準備は絶対ですが、この日が初めての使用だとうまくいかなかったり、失敗してしまうことも。
できれば事前に練習しておけるといいですね。ASDっ子は何ごとも「経験」が大事です。

失敗してしまっても怒らなくて済むように、介護用の防水シートとか、ペット用のシートなどを敷いておくとよいかもしれません。

途中で遊んで疲れさせる?

途中のPA、SAなど、子どもの遊び場があったりします。
たっぷり遊ばせることで疲れて寝てくれれば・・・というのも一案ではありますが、あまりに寝過ぎてしまうと、今度は夜寝て欲しいのに寝てくれないこともあったり・・・
なんでもほどほどに・・・がいいような気がします。

子どもの気分転換に。以下サイトに高速道路SA・PAの遊具設備案内が掲載されています。
NEXCO中日本 ドライバーズサイト「遊具設備」

首都高川口ハイウェイオアシスには屋内あそび場があるそうです。
屋内あそび場「ASOBooN(アソブーン)」
*「土日月・祝日・長期休み時、当日朝から、オンライン及び店頭で整理券を先着順で配布」とされているようですので利用の際はご注意ください。

カームダウンスペース

調べてみてわかったのですが、実は、高速道路のサービスエリア、パーキングエリアには空港のようなカームダウンスペースを設置しているところがほとんどありませんでした。
以下、1箇所ありましたので記載しておきます。

東関東自動車道 酒々井パーキングエリア(上り線)

発達障害児と一緒に帰省 ~新幹線・電車編~

新幹線や電車を利用して帰省される方も多いと思います。
どんなことに気を付けたらいいのか、先輩保護者にも聞いてみました。

新幹線のことについては、様々なことがわかりやすく網羅されているページがあります。
「JR新幹線ネット」さん

座席予約

  • 車両の一番後ろの座席
    何かあったときにすぐにデッキに出られるように、車両の一番後ろの座席を選ぶ!
    (一番前の座席もすぐにデッキに出られますが、自動ドアの開閉が目に入るので、気になり始めると大変かも!)
  • トイレに近い車両。
  • 窓際の席。

★東海道・山陽新幹線「のぞみ」は3大ピーク時(GW・お盆・年末年始)には「全席指定席」となっています。ご注意を!
https://railway.jr-central.co.jp/nozomi/

お出かけ前

帰省に限らず何ごとも「事前に説明」は必須です。
「どうせわからないから」ではなく、その子に合った伝え方が必ずあるはず。
・ 行き先(おばあちゃんち など)
・ どこからどこまで、どのくらいの時間、電車(新幹線)に乗る。
・ 乗り換えがある場合、どこで乗り換えるのか。(いきなりの提示は気持ちの切り替えが難しいかも!)
・ ここは「手をつないで歩く」とか、「いすに座っている」とか。
「してはいけない」「×」ではなくて、「してほしいこと」を伝える ことが大事!

乗車時

聴覚過敏のお子さん 
→ 駅のザワザワ、アナウンス、そしてホームに新幹線が入線してくる時の音に注意!
→ できれば事前に「イヤーマフ」などの使い心地を試しておくことをオススメ。

利用する駅
→ オムツ替え可能なトイレの場所のチェック。
→ エレベーターの位置をチェック。
→ 駅の混雑は半端ないので、駅近くの駅ビルなどを利用するのも手。
→ お土産や駅弁は混雑で買えない可能性も!

事前に、周りの席の人に
「ご迷惑をおかけするかもしれません。」とひとこと言っておくだけでも違うかも?

暇つぶしグッズ持参は鉄則

乗車時間も長く、ずっと座っていなければならないのは子ども達にとっても苦行!暇つぶしになるグッズ持参は何よりも大事です。

なるべく音が出ないもの。(音が出るものは、音量調整できるといいです)
絵本、シールブック、ぬりえ、おりがみ、お絵かき道具、
ゲームやYouTubeをするならポケットWi-Fiなども必要?
新し物好きな子は「その時初めて見るおもちゃ」もいいかも。
「普段と一緒」が安心するお子さんは、いつもと同じおもちゃを。

おやつ(なるべく食べかすの出ないもの。)

遅延

列車が定刻通りではなく遅延することもあります。
その際には「遅延していること」と「どの程度待てば来るのかの見込み」を、きちんと伝えてあげて欲しいです。
決して「どうせわからないから」で済ませないこと。

こういう時のため、日頃から「スケジュール」で本人さんとのやり取りをしておくことが大事です。

発達障害児と一緒に帰省 ~飛行機編~

年末年始の帰省シーズンになりました。
発達障害のあるお子さんと一緒の帰省には「いつもと違う」ことが多いだけに、お子さんに見通しが持てて安心できるよう、準備が必要です。

今回は「飛行機編」ということで、飛行機に乗る前の準備関係について調べてみました。
航空各社は予習用に「動画」や「小冊子」を公開されていますので、保安検査など無駄に怖がらなくてすむよう、事前に子どもと見ておくのもいいですね。
また、空港には「カームダウン・クールダウン」スペースがあるところが増えてきています。どこにあるのか・使う時にはどうしたらいいのか等も事前リサーチが必要です。

何か少しでも参考になるものがあったら嬉しいです。

ANA

JAL

羽田空港

成田空港

各地の空港

新千歳空港 カームダウン・クールダウン室
旭川空港 カームダウン・クールダウン
中部国際空港セントレア  カームダウン・クールダウンスペース
関西国際空港 カームダウン・クールダウンスペース
松山空港 カームダウン・クールダウン室
高松空港 カームダウンスペース
福岡空港 カームダウン・クールダウンスペース
阿蘇くまもと空港 カームダウンスペース
那覇空港 カームダウン・クールダウンスペース

飛行機の遅延があったとき

定刻通りではなく遅延することもあります。
その際には「遅延していること」と「どの程度待てば来るのかの見込み」を、きちんと伝えてあげて欲しいです。
決して「どうせわからないから」で済ませないこと。

こういう時のため、日頃から「スケジュール」で本人さんとのやり取りをしておくことが大事です。

暇つぶしグッズ持参は鉄則

乗車時間も長く、ずっと座っていなければならないのは子ども達にとっても苦行!暇つぶしになるグッズ持参は何よりも大事です。

なるべく音が出ないもの。(音が出るものは、音量調整できるといいです)
絵本、シールブック、ぬりえ、おりがみ、お絵かき道具、
ゲームやYouTubeをするならポケットWi-Fiなども必要?
新し物好きな子は「その時初めて見るおもちゃ」もいいかも。
「普段と一緒」が安心するお子さんは、いつもと同じおもちゃを。

おやつ(なるべく食べかすの出ないもの。)

発達障害児と一緒に帰省 ~心配なこととできる対策~

帰省時、発達障害のあるお子さんが苦手なことって何でしょう?
当然、理由は一人ひとり違いますが、もしかしたらこういうことがあるかも?ということで、少しまとめておこうと思います。

子どもに「何があるのか」の事前説明は必須!

ことばだけじゃNG!書いて・見せてあげましょう!!
「いつからいつまでおばあちゃんち」とか「いつ帰る」とか。
「いつも見ているテレビ番組が、年末年始特番で放送されないことを説明」
「自宅と帰省先とではテレビのチャンネル番号が違ったり、放送していないチャンネルがあること」

予定は必ず伝える

車、電車、新幹線、飛行機・・・どの手段で出かけるにしてもお子さんには必ず予定を伝えてあげて欲しいです。
遠足の「しおり」みたいなものを作ってもいいですね。

ルールも事前に伝える

マイルールで「電車(バス)に乗ったら必ず座る」と思っているお子さんもいるかもしれません。でも、混雑時は必ずしも座れるわけではないことも。それは「予想外のできごと」になってしまうので、前もって伝えておくことも大事です。
「座席に座れないこともあります」 → 現状
「(なぜなら)たくさんの人がいるから」 → 理由
「〇〇駅まで、立っています」 → してほしいこと
しっかり立って乗っていられたら必ず褒めてあげてくださいね!

他の人の迷惑にならないようなら、小さな折りたたみ椅子を持参し、そこに座ってもらう方法も。

感覚刺激を防ぐ

苦手な感覚刺激があるお子さんは、できるだけその刺激を避けてあげて欲しいです。
イヤーマフ、耳栓などの使用
アイマスク
人の多さが苦手なお子さんには・・・でかける時期や時間をずらすことでしょうか。。。
デパートの食品売り場で、様々な食材のにおいが混ざっているのが苦手なお子さんもいるようですので、「お土産、駅弁」を買うためにお子さんを連れ回すことなど、できるだけ避けてあげてください。

「いつもと違う」に混乱

親にとっては自分が育った家。でも、子どもにとっては「いつもと違う」家。
そう考えれば、どれだけ不安なのかはわかりますよね・・・

「親戚」といっても、普段めったに会わない大人やこどもがやってくる。
「せっかく来たんだから」「一緒に遊んでおいで」と言われる。
「方言」がわからないので、何を言われているかわからない。
お正月は朝ご飯から少しゆっくり。食べる時間も違う・・・

「感覚面」では
におい・・・部屋の匂いはもちろん、使っている柔軟剤のにおいなども。

音・・・夜遅くまでザワザワとにぎやか。赤ちゃんの泣き声。
食事・・・いつもと違うお正月の料理。(おせち料理)

「いつもと違う」を「できるだけいつもと同じ」に近づける

「いつもと違う」からこそ、できるだけ「いつもと変わらずに安心できるもの」を準備してあげて欲しいです。「安心グッズ」を忘れずに!!

自宅ではないので、とても難しいこととは思いますが・・・例えば。

「家族の寝室として用意してもらっている部屋に、一人になれる空間を作って「ここにいてもいいよ」とするなど。毛布で囲うとか、押し入れを活用するとか・・・」

「おせち料理が好きではないので、普段食べるものをあらかじめ持参。レトルトのカレーとか、飲み物とか、お菓子とか。」

「できるだけいつもと同じを心がけます。
朝起きるのがゆっくりで朝昼兼用の食事だと「一日3食」ではないため混乱してしまったことが。なので、みんなはおなかいっぱいで一日2食にしたとしても、ASDのある子だけは軽めの昼食を用意して食べさせます。」

「お風呂もできるだけいつもと同じ時間に入らせてもらっていました。誰々の後・・・みたいにすると、いつ入れるかわからなかったり、どんどん時間が遅くなって、寝るのも遅くなったりするので・・・」

子どもの特性について・・・どう伝える?

「偏食があって、食べられるものが少ないことは伝えています。
前回の帰省時に実際の様子を見て「ホントに食べられないんだな」と知ってもらっているので、「食べた方がいい」など一切言われません。それだけでもホッとします。」

「診断が出た時に少し話したけれど、「そんなのは甘やかし。育て方が悪いからだ。」と言われたことに傷ついてしまい、足が向かなくなってしまった・・・
今はだいぶ理解してくれるようになったけど、一番最初に言われたことは、これからもずっと忘れられないかな・・・」

なぜこのような行動を取るのか、どうしたらいいのか などを、わかりやすく説明できるといいですね。

「帰省しない」という選択肢だってあっていい

「絶対に帰省しなければならない」と思いすぎると辛くなったり・・・
敢えて「帰省しない」という選択肢もあっていいのでは?と思います。
無理はしない。ことが一番かなと。

もちろん、両親に孫を見せたい・会わせたい!
なので、可能ならこちらに来てもらう。の方が子どものストレスも最小限で済むかなと思います。

それぞれのご家庭で状況は違うので「これが正解!」なんてないけれど、みんながHAPPYに過ごせるといいですね。

【埼玉県:期間限定配信】「発達障害のある方への家族支援」動画

埼玉県発達障害総合支援センターよりご案内いただきました。

発達障害の理解啓発を進める県民向け講演会(動画で学ぶ発達障害)
「発達障害のある方への家族支援」
 講師:井上 雅彦氏(鳥取大学医学系研究科 臨床心理学講座 教授)
 配信:令和6年11月29日から令和7年5月28日
 備考:埼玉県、(公財)明治安田こころの健康財団共催
    ※申込は不要です。どなたでもご視聴いただけます。
    ※詳細【チラシ】動画で学ぶ発達障害R6.11月をご覧ください。