自閉症勉強会『もっと知ろう!ASDのこと』

埼玉県でも「自閉症支援トレーニングセミナー」が開催されるようになり、年々自閉症について「学びたい!」という声が高まってきています。その声に応える形で有志が集い『学びたい人たちが立場を超えて共に学べる場を』と、平成28年度から勉強会を開催しています。
学校の先生・事業所や施設職員等の支援者はもちろん、保護者の方も参加できます。
(有志で運営しておりますが、連絡先等開示の都合上、本会の申し込み・問い合わせ等は、埼玉県自閉症協会事務局宛とさせていただいております)
自閉症のことをもっと知りたいと思われている方、ぜひ一緒に学んでみませんか?

★特に、今後のトレーニングセミナー受講をお考えの方については、事前に学んでおくことで3日間のセミナーが有意義なものになると思います。また、これまでのトレーニングセミナーに参加された方についても、振り返りのよい機会になるかと思います。ぜひ、多くの方の参加をお待ちしております!

平成28年度の様子
平成29年度の様子
平成30年度の様子
平成31年度(令和元年度)の様子

平成31年度

(新規参加者募集)自閉症勉強会2019「もっと知ろう!ASDのこと」

参加者を募集しております。上記記事をご覧ください。

平成30年度 勉強会の様子

平成30年度勉強会案内チラシ

H30.4.15(日)第1回「障害のある人への見方・関わり方」

新年度、初回はASDに限らず「障害のある人」をテーマに塙保己一学園校長の佐野貴仁先生からお話をしていただきました。知的障害のあるASDの生徒さんのこと、そして現職の視覚障害のある生徒さんのこと、「障害は違えど支援という職に携わる者として知っておくべきことはこういうこと」という基礎基本をていねいにお話くださいました。

H30.4.15(日)第2回「自閉症ってなんだろう?~障害特性について学ぼう~」

午後は、朝日新聞厚生文化事業団のDVD「自閉症の人が見ている世界」を視聴した後、グループディスカッションを行いました。ASDの人たちの障害特性について、DVDを観て「これは知らなかった」といったことや、ASDの人たちと関わる中で思いあたることや気づいたこと等を話し合いました。

H30.5.20(日)第3回「僕たちのこと、もっと知って ~アセスメント~」

県北部の成人障害者支援施設の支援者の方を講師に迎え、アセスメントについてのお話をしていただきました。「アセスメント」と聞くとなんだか難しそう・・・とか、何をしたらいいのかわからないといった声を聞きます。
「アセスメントとは、支援のために必要な情報を集める作業」であり、「思い込みで関わるリスクを減らし、適切な支援に繋げるために必要なこと」と教えていただきました。その後、課題分析とアセスメントのグループワークを行ないました。

H30.5.20(日)第4回「伝えあおうよ ~コミュニケーションの支援~」

午前中に引き続き、県北部の成人障害者支援施設の支援者の方のお話です。やはり毎日支援の現場にいらっしゃる人なので、たくさんの事例からわかりやすくお話をしてくださいました。
お話の中で心に残ったのが、「言葉だけでコミュニケーションをすることが苦手な人たちなんだということを理解することから始め、理解し続ける」ということ。そして「ASDの人たちのコミュニケーションは自発的に行なえるものを見つけてあげて、それを使って成功する場面を作っていってあげることが大切」ということでした。成功体験。忘れずに取り組んでいきたいです。

H30.6.17(日)第5回「目で見てわかりやすく~構造化について知ろう①~」
H30.6.17(日)第6回「目で見てわかりやすく~構造化について知ろう②~」

この日も前回同様、県北部の成人障害者支援施設の支援者の方より、「構造化」についての話をしていただきました。
前回聴講された皆さんから再登板を望む声が大きく、今回、再度お話いただく機会を設けられたことに大変嬉しく思います。
構造化について、街の中にあるたくさんの事例から「私達も当たり前に使っているということ」から、ASDの人たちになぜ構造化が必要なのか、そしてその方法まで。午前・午後を通じてたっぷりお話していただきました。お忙しい中、貴重なお話を聴かせていただき、本当にありがとうございました。 
 

平成29年度 勉強会の様子

H29.4.10(日)第1回「自閉症ってなんだろう?~障害特性について学ぼう~」

初回はまず「障害特性」について学ぶことから。朝日新聞厚生文化事業団のDVD「自閉症の人が見ている世界」を視聴した後、グループディスカッションを行いました。
ASDの人たちの障害特性について、DVDを観て「これは知らなかった」といったことや、ASDの人たちと関わる中で思いあたることや気づいたこと等を話し合いました。様々な立場の人同士でグループを組んでのディスカッションだったので、それぞれの立場から気づいたことを話し合うことにより、新たな視点が生まれ「これから活用できそうなこと」についてもたくさん挙げられました。

H29.4.10(日)第2回「知っておいてほしいこと~自閉症の人たちのために~」
午後は、参加者の職種別に「教育1.2」・「福祉等」・「家庭」の4つのグループに分かれ、それぞれのグループで「環境(体制)について」「特性理解と関わり方」「生活習慣」「どんなことに協力してほしいか」「その他」の項目ごと、違う立場のグループに知って欲しいこと・わかって欲しいことを挙げ、発表を行いました。
その後、今度は各グループをシャッフルし、立場を超えてのグループディスカッションを行いました。前半で出たそれぞれの思いをふまえ、「連携していくために情報共有が大事」「アセスメントの重要性」「それぞれの立場で多面的な視点を」等、たくさんの大事なキーワードがあちこちから挙がり、気持ちを新たにしたところでこの日の勉強会を終了しました。

H29.5.14(日)公開講座「インフォーマルアセスメントを学ぼう!~評価から支援へ~」
講師: 譲田 和芳氏(bonワークス西宮)
  この日は勉強会の拡大版として、トレセミ講師 中山清司氏が代表を務める「合同会社オフィスぼん」の成人期自閉症・発達障害に特化した障害福祉サービス事業所「bonワークス西宮」より、譲田和芳氏をお迎えして公開講座を開催しました。譲田氏は今年度のトレセミのトレーナーとして再度埼玉に来ていただけることになっています。

5月という各団体の「総会シーズン」にあたり、会場がなかなか見つけられず途方に暮れていたところ、さいたま桜高等学園を貸していただけるというご厚意に甘えさせていただきました。県特別支援教育課金子課長、さいたま桜高等学園宇田川校長には心より感謝いたします。

勉強会では4月に「障害特性」について学びました。次に知るべきことは「アセスメント」つまり「評価」についてです。一人ひとりに合わせた支援をしていくためには、アセスメントは欠かせません。
フォーマルなアセスメントとしては様々な心理検査・発達検査(WISCやビネーなど)がありますが、日頃関わっている支援者や保護者等が日常の様子からみるインフォーマルアセスメントも、大変重要な評価情報となります。とはいえ、「何を・どんなふうに見ればいいのか」「見るべきポイントは?」と、わからないことだらけ。そこで今回の研修では、実践を踏まえた評価のポイント等を講義・演習形式でお話しいただくことで、インフォーマルアセスメントについて学べればと考え、企画させていただきました。

午前中は、譲田氏の講義からスタートしました。アセスメントの意味、観察ポイント、評価から支援プランを組み立てるプロセスについて、一つひとつていねいにお話くださいました

お話の中で「一人ひとり違うからこそ、一人ひとりのことをよく見ていくことが重要」という言葉がありました。まさにアセスメントを行ううえでの大切なポイントです。そして、「できるところ・或いはできかかっているところを発見していく」「その部分にどういう支援や工夫をすれば一人でできるようになるのか」という視点。周囲はどうしても「できないことをどうしたらいいか」ということばかりに気持ちが行きがちですが、そうではなく、可能性に着目していく視点が大切であるとお話くださいました。
周囲の支援者は、『彼らの学習スタイルを知り、それをふまえたうえで、彼らが今持っている力でわかるようにこちらが工夫をする。そこに構造化のアイデアを使っていく』という説明は大変わかりやすく、押さえておかなければならないポイントだと思いました。

昼食休憩をはさんで、午後からは参加者一人ひとりが実際に考えていく演習です。実際に譲田氏が評価を行っている場面の様子を映像で見ながら、ワークシートを使って記入していきます。
その後、数名ずつのグループを組み、グループ内で評価の取りまとめと支援プランの検討を行いました。支援プランを立案するには時間が不足していたかもしれませんが、どのように考えればいいかのプロセスがわかったことにより、今後に活かしてゆけるのではないでしょうか。今回の学びをぜひ現場で活かしていただけたら嬉しいです。たくさんのご参加、本当にありがとうございました

H29.6.11(日)AM第3回「目で見てわかりやすく~構造化について知ろう~」
この回は「構造化」について。自閉症支援の基本ともいうべきところです。
本題は「構造化」ですが、その前のウォーミングアップに・・・ということで、まず、朝日新聞厚生文化事業団のDVD「自閉症の人が好むこと」を視聴するところから始めることにしました。「え?なぜ?」と思われた方も多いと思います。とかくASDの人たちに対しては残念ながら「苦手なこと・できないこと」を前面に出して考えてしまいがちで、「好きなことやできること」についてはおざなりになってしまっている感があります。前回4月の勉強会で「ASDの人の学習スタイル」を学びましたが、この学習スタイルが関連して現れる「ASDの人が好むこと」を知っておくことは大事な支援の手掛かりになります。

本題となる構造化については、同じく朝日新聞厚生文化事業団のDVD「自閉症の人が見ている世界」の第1巻「基礎からわかる構造化」を視聴しました。「構造化」という言葉は知られるようになってきましたが、「パーテーションを使う」「ASDの人には絵カード」などといった誤解がまだまだあるのが現状。DVDは事例を交えての説明なので、初めて知る方にもわかりやすかったのではないかと思います。
そして、構造化は一人ひとりに合わせて個別化する必要があるため、まず「評価」が大切ということも示されていました。実は今年、「個別にスケジュールを提示しています。でも本人は気に入らないみたいで。」と聞き、見せてもらうと、個別に手にしているスケジュールはクラス全員全く同じ絵・文字・方法のもので・・・どうやらその子の理解は実物レベルの段階だったために、手にしていても何の意味も持たなかった・・・ということのようでした。「気に入らない」ではなくて、構造化が彼らにとって意味のあるものに・役立つものになるかどうかは、一人ひとりの理解レベル、学習スタイルなどの「評価」が重要になってきます。
何が大事なのか。これを機に一人ひとりがじっくりと考えていただきたいと強く思っています。

H29.6.11(日)PM第4回「ひとりでできるよ!~自立課題について知ろう~」 新野 弘一良 氏
午後は、上尾市にある放課後等デイサービス きぼうの代表、新野さんをお招きし、自立課題についてお話をしていただきました
新野さんの事業所では、子どもたちに合わせた手作りの自立課題をたくさん作られており、そして、子どもたちがパターンにはまりやすい傾向に考慮して、少しずつ変化できるように工夫されていたり、ステップアップしていく課題になっています。細かいところまで本当に考えられているなぁと感銘したのを昨日のことのように覚えています。そこで、今回、自立課題を作るにあたって考えるべきことや気を付けた方がいいこと等を、新野さんの事業所の事例をもとにしてご説明くださいました。そのどれもが「なるほど」「そうだよね~」と思うことばかりで、本当に勉強になりました。
自立課題「作ればいい」となってはいないでしょうか。個に合わせ、その意味を考えて欲しいと思います。

H30.3.18(日) 「大人になったASDの人たちの現状から
        ~大人になるまでにどんなことが必要なのかを考えてみよう~」

平成29年度最終回は、大人になったASDの人たちの現状から考えることをテーマに、県南部の成人障害者支援施設の支援者お二人(Aさん 生活介護・就労B型・就労移行の事業所。Bさん グループホーム)に話題提供していただいた後、「大人になるまでにどんなことが必要なのか?」についてグループディスカッションをして考えるという流れで進めました。

「成人期の生活に必要な力」としてお二人の話で共通していた点は何点かありますが、やはり「余暇の充実」。一人で時間を過ごすことができる余暇・趣味・興味はたくさん持っていた方がよいということです。日中の事業所では、休憩時間をどう過ごすかも大事ですし、その方の興味関心から適した作業を見つけることや強化子として使えるもの・ことにもつなげてゆくことができます。夜間の支援では、平日、ホームに戻ってから消灯までの時間を計算すると、一人で過ごす時間は思いのほか長時間あることがわかりました。特にASDの人の場合、自由時間という見通しの持てない時間を「本当に楽しめる時間」として過ごすためには、この余暇・趣味・楽しみがいかに大事かということでした。皆さんのお子さんはいかがですか?
そして、つい忘れられがちな「本人からの表出」について。適切な方法で要求が表出できるようにということです。これには支援や援助が必要な時に「手伝って」が伝えられるかということも含みます。今はことばに限らず、紙に書くことや、絵カード、PECS、VOCA等々、様々な表出手段がありますね。お子さんにできる方法で、思いを表出するということを幼少時期から継続して探して・取り組んでいく必要があると思います。
また、「自立的に行動できるような力」。いわゆる指示待ちではなく行動できるようにということです。考えてみれば当然のことです。事業所は支援者一人に対し利用者の数が圧倒的に多く、特別支援学校のように、人数的にも手厚い支援とは雲泥の差となっています。その状況で、利用者一人ひとりが指示待ちの状態となっていたらどうなるでしょう?
指示待ちの状態は、学齢期の指導の弊害です。現在の県内特別支援学校ではどこも「言葉での指示」が多用され、指示されたことができるのがよいこと。というのが目標のようになっています。ASDの特性から、言葉での指示を理解しつつ、周囲の様子を見て・想像し「じゃ、自分はこう動こう」と自立的に行動ができるか?といえば、大変難しいことであることは容易にわかると思います。
それなのになぜこのような指導が当たり前のようになされ、「言えば(指示すれば)できるので」などとおっしゃるのでしょうか。「言えばできる」ということは「言われなければできないこと」。結果的に指示待ちのASDの生徒を作っていることにほかなりません。卒業後、生徒達・支援者達がお互いに困っています。ぜひ、その点に気付いてください!
指示待ちになっている様子をよく見てみると、声をかけられるまで待っている、つまり「人」がきっかけとなっていることがわかります。「人」をきっかけとせずに、スケジュールや手順書を使い、自分で自信をもって行動することができるなら。双方にとって良い形なのではないでしょうか。そしてこれは、彼らの「目で見てわかる」強みを活かす形となりますので、大変理にかなった方法です。しかしこの方法もいきなりできるようになるわけではありません。幼児期・学齢期を通じて経験していかなければ身に付かないと思います。ぜひ実践していただきたい事項です。
他にも、「自分で落ち着ける方法を獲得しておくこと」という話もありました。これも一朝一夕で身に付くことではないため、学齢期から継続して取り組んでいてほしいとのことです。
こうして考えると、幼児期・学齢期から継続して取り組むべきことはいろいろあります。これを機に必要なことについて考えてみませんか?

平成28年度 勉強会の様子

<ファーストステップセミナー>

<セカンドステップセミナー>

<ファーストステップセミナー>

この会では、4月から7月までの1学期の間は「ファーストステップセミナー」として、自閉症の基本的な知識・支援について学べるよう企画しました。
自閉症について学びたい!と思っても、系統立ててじっくり学べる機会というのはそうそうないなぁ・・・と思ったのが、この勉強会立ち上げのきっかけです。

基本的な知識を一つひとつじっくりと積み上げていくことで、自閉症について初めて学ばれる・ふれる方はもちろんのこと、これまで充分に学んできた方も、これまで知らなかったことや、自己流の支援、勘違いしたままだった知識があったなら、そこで気付き・修正していくことができると思います。

加えて、夏の「自閉症支援トレーニングセミナーin埼玉」への受講を考えておられる方にとっては、事前に学びを積み上げていくことで、公開講座・そしてその後の実践セミナーの内容や意義がしっかりと理解できるものと思いますし、過去の自閉症支援トレーニングセミナーに参加された方にとっても、振り返りの機会になるのではと思っています。

H28.4.10 第1回 「自閉症ってなんだろう?~障害特性について学ぼう~」

初回はまず「障害特性」について学ぶことから始めました。説明は、植田みおりさん(NPO法人ネストジャパン)にしていただきました。

初回ということや、広い広報活動もできないままこの日を迎えることで、わずかな人数でこぢんまりとした会になると思いきや・・・部屋が埋まる程、たくさんの方々にご参加いただきました。ご参加くださった皆さんに心から感謝いたします。

植田さんからは、自閉症の特性についてを一つひとつわかりやすく説明していただきましたが、この日一番盛り上がったのは「発達障害あるある♪」のコーナー。実は植田さんはこの日の参加人数を見て「あるある♪なんて出したらふざけているのかと思われちゃうかも~・・・」と、内容変更を申し出てこられたのですが、こちらからは「絶対皆さんの理解につながるから!」と説得し、お話していただいた経緯があります。

そんなこともありましたが・・・結果、「基本的な事項をわかりやすく説明していただいた点や少しくだけた感じが親しみ感があり、良かったです(あるあるシリーズ)」「使っていることばがとにかくわかりやすく子どもの姿も見える。たくさんの知識、経験に裏付けされて、それをやさしいことばで伝えていく講義、すばらしいと思いました」と、大好評のうちに終えることができました。次回以降が楽しみです。

H28.5.8   第2回 「評価ってどんなことをするの?」
H28.5.8   第3回 「目で見てわかりやすく~構造化について知ろう~」

5月は一日かけての勉強会です。この日も植田みおりさん(NPO法人ネストジャパン)がお話してくださいました。

前半の「評価」では、心理検査だけではなく「行動観察」などのインフォーマルな評価についてもお話いただいたので、大変参考になったことと思います。
後半の「構造化」では、グループワークを取り入れ、1つの事例についてグループで話し合いながら進めました。絵に描いて「ここはこうしたらどうかな?」など各グループそれはもう楽しそうに、ディスカッションしていた姿が印象的でした。

H28.6.12 第4回 「ひとりでできるよ!~自立課題について知ろう~」

この日の説明は、加藤順一さん(社会福祉法人つどい福祉会)にお願いしました。
大きな段ボール箱を持って現れた加藤さん。中には自立課題がいっぱい!
実際の自立課題や写真を使ってのお話はとてもわかりやすく「実物を見ることでイメージできました」「学校よりもずっと長い期間を過ごす作業所での話。とても参考になりました」といった感想をいただきました。
同じ県内といえども、遠くから時間をかけていらしてくださった加藤さん。どうもありがとうございました。

H28.7.10 第5回 「伝えあおうよ~コミュニケーションの支援~」

この日の講義は、阿相道子先生(埼玉県教育局県立学校部特別支援教育課指導主事)にお願いしました。

皆さんは自閉症の人達との「コミュニケーション」というとどんなことを思い浮かべるでしょうか?
自閉症の人達と接していれば『話し言葉(音声言語)だけではない』ということはおわかりかと思います。しかし『絵カードを使ってやりとりしています』という方も、気づくと保護者や支援者の側から伝えることばかりが中心になっていたりしませんか?「コミュニケーション」とはどちらか一方からのものではなく双方向でやり取りするべきものです。
そういった基本的な点をふまえながら、自閉症の人達のコミュニケーションの発達の質的な違いについて、具体的な行動→それはなぜか?という理由→どんな支援をしたらよいかといった考え方という形でわかりやすくご説明くださいました。
そして、大切にしたいことと銘打って「自閉症の特性を意識した支援を」、スケジュールやワークシステムは「子どもが自立して行動できるように手助けすることがねらいであること」、「子どもがわかる手段を使ってやりとりをすること」、子どもの側からはコミュニケーションができることを重視し、子どもが発信できる手段で「自ら発信すること」が大切とお話しくださいました。どれも決して忘れてはいけないことだと思います。

この日の研修は、周りの人とコミュニケーションを取りながら楽しく参加できる工夫を随所に取り入れてくださいました。自閉症の人達とのコミュニケーション。大変奥が深いテーマでしたが、快く講師をお引き受けくださった阿相先生に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

H28.7.10 番外編 「自立課題を作ってみよう」(トレセミ余暇課題作成)

午後は参加可能な人たちで、自閉症支援トレーニングセミナーの際、協力児の余暇時間等に使用する課題を作りました。事前情報から、「好きなものは何かな?」「どんなことならできそうかな?」と考えながら、ワイワイと楽しく作成しました。

<セカンドステップセミナー>
7月の自閉症支援トレーニングセミナーin埼玉をはさんで2学期・3学期は隔月・偶数月に「セカンドステップセミナー」として、少しだけ階段を上った内容を企画しました。

H28.10.9 第6回 「知っておいてほしいこと~自閉症の人たちのために~」

3連休の中日という設定となってしまいましたが、セカンドステップセミナーを開催しました。
ファーストステップセミナーでは出てこなかった「自閉症の三つ組み以外のこと」で、自閉症の人達に関わる方にぜひ知っておいて欲しいことを保護者の立場から挙げさせていただき、参加者で考えてみる機会とさせていただきました。もしかすると、とても耳の痛い内容になっていたかもしれません。ですが、長い時間を自閉症の人達と過ごしてきたからこそ、伝えられる・いや、伝えておかなければならないことを思い切ってお話させていただきました。

H29.2.12 第7回 「困った行動・うまくいかない・どうしたらいい?」

2月は、園・学校・事業所・施設・家庭とそれぞれの場で実践を重ねていく中で必ず出てくる
「やってみたんだけどうまくいかないんだよね・・・」
「こんな時って皆さんどうしています?」
「どんなふうにしてみたらいいかわからなくなって、行き詰まっちゃった・・・」
そんな悩みをお互いに持ち寄って考えて行く場を設けました。
行き詰まってしまっていたことも、立場の違うそれぞれの人たちの知恵を結集することでよい方法に結びつくかも?!ということで開催しました。
最終回は参加人数も少なかったのですが、こじんまりとした中で様々な意見交換ができて実のある場となりました。ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。